12/1東京の明治記念館において開催。全国9ブロックより約600人
の参加があり、滋賀県建設業協会青年部からも出席した。
はじめに籾山会長から「激甚化、頻発化する自然災害やインフラ施設の老朽化対策など、地域の守り手としての役割が高まる中、建設産業は担い手確保をはじめとする課題を乗り越えるためには、建設産業の人たちが希望を持ち楽しく働き、日本の国土を保全して安心安全を守り、暮らしを豊かにするインフラを発展させるそのような未来への第1歩を考えるような大会としたい」とあいさつ。
来賓あいさつでは、岸田文雄内閣総理大臣がビデオメッセージで「次世代を担う若者が希望を持てる持続可能な建設業を実現しなければならない。労務単価引上げや働き方改革などの施策を進めるほか、切れ目のない事業量の確保のための枠組みを作り、補正予算と経済対策の執行を速やかに行っていく。災害に負けない安全安心な国づくりを進め明日は今日より良くなると感じてもらえる社会を作っていきたい」と祝辞。続き、斉藤鉄夫国土交通大臣からは「建設産業が若者にとって魅力ある産業となるためには、技能者の処遇改善や働き方改革の実現が重要となる。給与が高い、休暇が取れる、希望がある、そしてカッコいいの新4Kを実現に全力で取り組んでいきたい」とあいさつがあった。
大会では吉岡幹夫国交省技監の特別講演「未来への一歩を踏み出す建設産業を支える国土交通省の取組」からはじまり、続き基調講演として、須田久美子土木技術者女性の会運営委員「ドボジョの働き方と建設業界の女性定着」、武村正幸名古屋大学減災連携研究センター特任教授よる「関東大震災が作った東京首都直下地
震へどう備えるか」が行われた。
講演後のパネルディスカッションでは、大石久和全日本建設技術協会会長、籾山会長、須田氏、武村氏が登壇し、土木伝道師として活動する出水享氏(デミ―博士)がコーディネーターを務め、「建設業界の未来」をテーマに意見を交わした。
そして最後に大会実行委員長の宮村亮祐氏により下記4項目からなる大会宣言が行われた終了した。
▽日本のさらなるインフラ整備に寄与し産業基盤を整え、経済を発展させる
▽災害に強いを国土保全し、地域の安全と安心を守る
▽男女の区別なく、能力やモチベーションの高い人が活躍できる業界を目指す
▽全国大会で得た知見を積極的に発信する
全国大会終了後は、参加者全員の大懇親会が盛大に行われた。