日 付:平成26年12月1日
場 所:京王プラザホテル新宿(東京都新宿区西新宿)
12月1日、全国建設青年会議の「第19回全国大会」が東京・西新宿の京王プラザホテル新宿で開かれた。
テーマは「国土に、未来に、責任! ~築土構木の思想とその未来を考える~」。
全国9ブロックより建設会社の若手経営者ら約500人の参加があり、近畿ブロックから56名が参加、滋賀県建設青年会議からも出席した。
はじめに斎藤会長(関東建設青年会議会長)が、先人が築いた土木施設の役割に触れ、「一度できたインフラは空気のような存在となり、大切さを気付かれるのは災害などの非常時だ」と指摘。国土強靱化基本法や担い手3法が成立し、「首都直下地震、南海トラフ地震に備える骨格ができた。インフラを担うわれわれが国土の未来を真剣に考える時」とあいさつ。
続いて来賓代表の北川イッセイ国土交通副大臣より「建設業の役割が大きくなる中で、中長期的な担い手不足が課題となる。品確法の理念の実現に努力したい」との祝辞をいただいた。
特別講演では、大石久和国土政策研究所長が「建設業とは何なのか―地域と仕事に自信と誇りを」、招待講演として徳山日出男国交省技監が「美しく災害に強い国土・地域を創る建設産業」をテーマに講演が行われた。また、藤井聡京大大学院教授、大石所長、三橋貴明経世論研究所長、斎藤会長らによるパネルディスカッションもあり、建設業の未来について熱心な議論が行われた。