第22回フォトコンテスト 総 評
昨年より応募者は多くなりましたが、作品数が少し少なくなったのは残念でした。北海道から九州まで、全国各地からご応募を戴きました。限られた場所での撮影は難しく、偶然の出会いでなく新しい場所を見つけ時間を選ぶなど、作品創作の努力が伺えました。昨年も触れましたが、アップにし過ぎて作業環境や高所での作業の高さなどが見えない作品もあり惜しい。視点がしっかりとした作品、少し雰囲気の違った作品が上位に入りました。
-
舞妓さんを安全に誘導。背景の家並みで花街を上手く表現し、作業する人、通行人の安全を守る人、それぞれの仕事ぶりをよい角度で捉え見事なチームプレーを表現しました。
-
流れ出す水の動きを高速シャッターで美しくまとめ、同じような波紋ですが微妙に変化があり臨場感があり、流れの音が聞こえてきます。
-
ヘルメットを着装し始業前の体操は狭く限られた場所。一日の安全を願い体を慣らす表情は見えないが息の合った雰囲気が伝わってきます。
-
放水するダムの水量は多く流れは荒い、見守り隊の目線は水面にそそぐ。日々の状況を空を大きく入れた画面で雄大さと共にうまく切り取りました。
-
電柱、電線、作業する人達をアップに捉えながら、爽やかな空の下、高所作業の様子を端的にまとめました。
-
ワイヤーに乗り込みながらの作業は不安定、僅かに入れた鉄塔で高所での作業をよく表現し、澄み切った青空が作業する人を浮き立てました。
-
作業が終わり満足感が笑顔に。とても爽やかな皆さんの表情がよく、道路を遠くまで見える画面のつくりがよい。
-
水糸に合わせ黙々と丁寧に積んでいく。横顔ですがその真剣なまなざしが感じられます。