日 付 :平成27年12月4日
場 所 :ベルサール新宿グランド(東京都新宿区西新宿)
全国建設青年会議の「第20回全国大会」が東京・西新宿のベルサーレ新宿グランドで開かれ、来賓を含め全国9ブロックより建設会社の若手経営者ら約450人の参加があり、近畿ブロックでは96名の参加、滋賀県建設青年会議からも出席しました。
今大会は近畿建設青年会議が主幹であり、テーマは「建設産業革命~社会を動かす産業」。大会の冒頭、関剛摩大会会長は、「デジタル化や科学技術の進化、生産労働人口の減少など外部環境や政策の変化にもかかわらず、建設業の仕事をする価値・意義を考え、産業としての魅力・価値の向上につなげるための可能性を検討したい」とあいさつされました。
続いて来賓の石井啓一国土交通大臣より「過去を振り返りつつ現在の課題を認識し、未来の建設業の在るべき姿を展望しようとする皆さんの姿勢に深く敬意を表する」また、「本年度は担い手3法の運用元年。理念の実現に努力するとともに生産性向上をみなさんと連携し進めていくためこの大会の成果を共有したい」と祝辞がありました。
その後、特別講演では国土交通省の池内幸司技監が「国土交通行政をめぐる最近の話題」とし、建設生産システムの生産性向上、ストック効果を重視したインフラの整備・管理、インフラの老朽化対策―などをめぐる国土交通行政を紹介。また、立命館大学の建山和由教授のテーマ「建設産業の進化に向けて」と題しての基調講演がありました。
パネルディスカッションでは、「建設産業の使命と新たな可能性」と題し、外部の有識者らを交え、活発な議論が行われました。
本年度は全国建設青年会議20年を迎えるにあたり、前身の建設青年懇談会全国交流会の設立趣旨を踏まえながら全国建設青年会議のあり方を見直し、新しい趣旨を策定。
大会最後に、近畿建設青年会議副会長桑原伝浩氏より、「建設青年人ならではの行動力を活かした主体的な取組みを実施・継続することにより、地域と国土を守り、社会の繁栄に貢献する」といった方針を盛り込んだ決意表明が読みあげられ、これを未来への決意として全員で確認されました。