日時:平成28年12月2日
場所:明治記念館
「第21回全国大会」が東京・明治記念館で開催され、来賓を含め全国9ブロックより建設会社の若手経営者ら約503人の参加があり、近畿ブロックでは54名の参加、滋賀県建設業協会青年部からも出席しました。
今大会は、中部ブロックが主幹であり、テーマは「魅力ある地域建設産業の未来創造-国土をつくる「人」をつくる-」であり、伊藤友輔大会会長より開会主旨挨拶があり、続いて来賓の石井啓一国土交通大臣より祝辞がありました。
その後、特別講演では、国土交通省の森昌之技監より「国土交通行政をめぐる最近の話題」と題し、国土のグランドデザイン2050として時代の潮流と課題や防災・減災対策、老朽化対策、生産性向上プロジェクト、働き方改革、そして、i-Constructionについての講演を聞き、国土をつくる技術と誇り・未来に向かう建設産業の諸政策を学びました。続いて、基調講演は第一部では、内閣府宇宙政策委員会の山崎直子委員より「宇宙・人・夢をつなぐ」と題して、宇宙産業の採用戦略と現場で仲間と共に夢を実現する情熱とコミュニケーションを学び、続いて第二部では、トヨタ自動車専務役員の河合満氏より、自身の生い立ちから製造現場のたたき上げとして培ってきた、もの作りへの思いや技能伝承、人材育成、トヨタ生産方式等、現場で展開される取組みと成果、生産性向上についての講演がありました。
パネルディスカッションでは、「魅力ある地域建設産業を担う未来の仲間に向かって」と題し、外部の有識者らを交え、現在の建設産業が抱えている課題や問題を抽出し、解決策を探り、目指すべき建設産業の未来像について今何をすべきか、魅力的な伝え方、また伝えていく事の大切さを考え、今後魅力を伝えられる建設産業をつくる、そして今こそ職場環境を変えていかなければならない、確かな経営をしていかなくてはいけないと活発な議論の中で全国の仲間と価値観を共有することが出来ました。
大会最後には、全国建設青年会議リスタートへの決意表明が読み上げられ、大懇親会には、佐藤信秋参議院議員や足立敏之参議院議員も駆けつけられ、大いに盛り上がり、親睦を深めることが出来ました。