12月6日全国建設青年会議「第24回全国大会」が東京・リーガロイヤルホテル東京で開催され、全国9ブロックより建設会社の若手経営者ら約550人の参加があり、近畿ブロックでは56名の参加、滋賀県建設業協会青年部からも出席しました。
今大会は九州建設青年会議が主幹を務め、
大会テーマは「子供たちへ建設業の未来を繋ぐために-『働きたい建設業』をつくる-」。多くの若い人材が志を持って入職する建設業を目指し、課題について話し合いました。
冒頭、大会会長を務める高野大介熊本県建設業協会青年部会長は「今後、災害の激甚化が予想されている。それに伴い、地域の建設業が担う役割も大きくなっているが、地域建設業は深刻な人手不足や高齢化などの問題で存続の心配がある。建設業はいま新3Kなどの取組みで大きく変わろうとしている。この大会を、官民一体となって、人材を引き付ける魅力のある『誇れる建設業』に変化するための学びの場としたい」とあいさつ。
続き、来賓の赤羽一嘉国土交通相が「社会資本整備や国土強靱化という尊い使命を皆さんがまっとうできるよう、予算確保に努力する」、足立敏之参院議員が「補正予算で公共事業には1兆6000億円ほどが割り当てられる見込みだ。市町村規模で工期の平準化などに努力し、インフラを海外に負けないレベルに上げるよう協力していきたい」と祝辞がありました。
その後、山田邦博国交省技監の「『働きたい建設業』に向けた国土交通省の取り組み」と題した特別講演があり、i-Construction大賞の公募形式を変更して中小企業へのi-Con浸透を促進していることや、国庫債務負担行為の活用による地方自治体の発注平準化などの取り組みについての説明があり、続き、体験型の土木イベントをプロデュースする「噂の土木応援チームデミーとマツ」(出水享氏、松永昭吾氏)の基調講演「デミーとマツ式 伝わる土木広報」が行われた。
そして、最後に「『働きたい建設業』をつくる」をテーマにコーディネーターとして出水氏と松永氏、パネリストに高野会長、事業構想大学院の田中里沙学長、国交省の東川直正官房技術審議官が参加されパネルディスカッションが行われ、大会最後の大会宣言は、建設業の次世代を担う若者に入職してもらうための 取り組み方針として
△建設業がより働きやすい業種となるよう考え続ける
△子どもたちに建設業の魅力ややりがいを伝える
△魅力あふれる建設業にするため、改革・発展に挑戦する
などが読み上げられた。
また、大懇親会には、佐藤信秋参議院議員や足立敏之参議院議員が駆けつけられ、大いに盛り上がり、親睦を深めることが出来ました。