11月25日ピアザ淡海において、
講師に京都大学大学院工学研究科教授藤井聡氏を迎え「インフライノベーション~滋賀の未来~」と題し開催。
この講演会は青年部次世代創造委員会が企画運営。
当日は協会会員事業者約200名の参加がありました。
冒頭、桑原会長から「昭和24年11月25日に滋賀県建設業協会に名称の改称し、本日、創立70周年を迎えることができたのは歴代の会長、役員と会員皆様の献身的なご協力の賜物です。」と感謝があり、続き、「藤井先生は、常に公共工事の必要性を主張されており、国土強靭化の政策の推進は、先日、全国各地で頻発している台風、豪雨の被害状況を見るに疑う余地はない。本日は様々な観点から滋賀県が元気になるような話が聞けることを楽しみにしている。」とあいさつがありました。
講演会では、はじめに藤井教授は「何もない原野から平安遷都で作った道路が京都の骨格となり、利根川の付け替えで江戸が繁栄、明治維新では鉄道・運河(港湾)などのインフラ投資が経済大国日本へとつながった」と語り、「今の日本は明らかにインフラなど投資しておらず一帯一路に大きく投資する中国の3分の1であり、このままでは確実に衰退し21世紀中盤から22世紀には先進国から転落するだろう」と危機感を示された。また、滋賀県のインフラについては、琵琶湖を資産としていかす湖畔・水辺の利用や下水道資源の活用、砂防事業などへの投資を提案。最後に「国土強靭化で予算は少し増加した。この流れはまだしばらく継続するので、この間にインフラ投資の流れをつくらねばならない」と呼びかけられました。
参加者は、熱心に聴講されており、有意義な講演会を実施することができました。
終了後の青年部懇親会では藤井教授を迎え、今後も様々な建設産業への課題がある中で青年部にしかできない視点で何かしらひとつでも課題解決できるよう、さらに意見交換行い充実した時間を過ごすことが出来ました。