全国建設青年会議第27回全国大会
2022年12/3
場所:明治記念館
東京の明治記念館において開催。全国9ブロックより建設会社の若手経営者ら約500人の参加があり、近畿ブロックでは64名の参加、滋賀県建設業協会青年部からも出席。新型コロナウィルス感染症の影響で3年ぶりの通常開催。
来賓として岸田文雄内閣総理大臣や斉藤鉄夫国土交通大臣、佐藤信秋参議院議員、足立敏之参議院議員、森昌文内閣総理大臣補佐官らが出席されました。
冒頭、伏見光暁大会会長(中国地方建設青年交流会)は「地域建設業は、従事者の減少や高齢化による施工体制の弱体化は進み、生産性向上や働き方改革も道半ばであり、喫緊の課題の担い手確保についてなど厳しい未来が予想される。地域の守り手である建設青年人である我々は覚悟を決めて行動していかなければならない。それぞれの未来予想へ向かうべき方向性を考えるきっかけになる大会にしたい」とあいさつ
来賓の祝辞では、岸田文雄内閣総理大臣は、はじめに社会インフラの整備・維持管理の担い手だけではなく災害復旧など地域支えている
地域建設業に深い感謝と敬意を示された。続いて、建設業界に将来にわたり重要な役割を担ってもらうためには物価高騰や担い手不足の課題への対応が重要であり、防災・減災国土強靭化のための5カ年加速化対策を着実に推進するとともに対策後においても中長期的かつ明確な見通しの下、継続的、安定的に取り組みを進めていくための新たな基本計画を策定すると政策の展開を言明されました。
続き、斉藤鉄夫国土交通大臣は、事前防災・減災国土強靭化のための5カ年加速化対策、働き方改革やインフラDX推進の取組事例等について紹介。その後「私自身も元建設人として建設業界の発展には人一倍の思いがあり、皆様が思い描く未来予想図の実現に向けて新3Kの実現に向け全力で取り組みます」とあいさつされました。
プログラムは4部構成となっており、第1部は吉岡幹夫国土交通省技監の特別講演「建設産業の未来予想図」の実現に向けた国土交通省の取組。第2部は先進事例に学ぶとして、福澤直樹株式会社フクザワコーポレーション代表取締役社長「人口1万9千人の豪雪市で小さな建設会社を輝かす取組」、小野貴史株式会社小野組代表取締役社長「明日の地域を創るための人財育成」をテーマで基調講演が行われた。そして第3部は他業界の先進事例に学ぶとして土屋哲雄株式会社ワークマン専務取締役「ワークマン式「しない経営」善意と共感による新たな生態系モデル」をテーマに基調講演が行われました。第4部のテークセッションでは、野中賢日経BP研究所上席研究員をコーディネータに大石久和全日本建設技術協会会長と伏見光暁大会会長がパネリストで参加して「建設産業未来予想図~我々が向かうべき姿とは~」について討論が行われ、最後は、宮部智彦実行委員長からの大会宣言で終了しました。